日 時 1998.11.14(土) 16:00〜20:00 場 所 木曽川河口
釣 師 ジュンパパ & 息子 釣 果 セイゴ×1(20cm程度だったと思う)
ハゼ×1(17cm)
エ サ 青イソメ
仕掛け 父 :5.4m磯竿2.5号 / スピニングリール道糸5号
   電気ウキ1号 / セイゴ針12号ハリス2号
   中通し錘1号

息子:
2.7mルアーロッド / スピニング道糸3号
    アユタイプ   

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金曜日にPCの調子が悪いので見て欲しいと依頼があった。結構スケジュールがつんでいるので、土曜日に行くことにした。息子が珍しく自分から「ルアーでセイゴを狙ってみたい」と言ってきたので、仕事の帰りに木曽川河口で遊んで行く事にした。
今日は、とても天気がよく温かかったので、結構人が出ていたがどうも釣れてはいない様子。皆さん置き竿で椅子に座ってジ〜と沖を見つめている人、本を読んでいる人、ビールを飲んでいる人、様々なスタイルである。
セイゴのジアイは夜であろうから、皆さん何を狙っているんだろうかと思いつつ、まずはチョイ投げの仕掛けを作り置き竿にしておき、息子のルアーを準備してやった。今日は人は多いが隣の人との間隔は相当空いているので、迷惑をかけることなくルアーの練習ができそうである。息子は早速ルアー投げの練習を始めたが、ルアーロッドを使うようになってから距離が出るようになった。ただ、方向性が今一つである。
私は、暗くなるのに備えて電気ウキを使ったセイゴの流し釣り仕掛けを用意し暗くなるのを待った。それにしても今日はセイゴのジャンプが見れない。いないのだろうか。それとももっと上流なのだろうか。エサ屋の主人は「夕べこんなんが1号線の付近で上がったから頑張ってナ。」と言って、86cmのセイゴの魚拓を見せてくれた。期待は膨らむが、釣れなさそうな雰囲気であった。
日が沈み薄暗くなってからセイゴ釣りを開始、何度と無く電気ウキを流すがさっぱりあたりがない。ウキ下変えてみたり、投げるポイントを変えてみたりしたがさっぱりである。
息子のほうもさっぱりである。現場用の船着場の方キャストしに行った息子が、走ってきてルアーをひっかけたと言った。行ってみると、船着場にしっかり引っかかっている様子。立ち入り禁止の看板がでておりどうしたものか思案していると、丁度ガードマンがきたので社名を告げ、訳を話すと中に入れてくれた。職権乱用をしてしまった。(笑)
その後もアタリがまったく無く今日もボウズかと思ったとき、待望のアタリが電気ウキに見えた。根掛りかも知れないので軽く合わせて見ると、なんの手応えもなかった。そのまま流すとまた根がかりらしき変化がウキにあったのでまた軽く合わせると、僅かなブルブル感が竿から伝わってくる。巻き上げると20cmを超えたくらいのセイゴであった。やっとの1匹である。針をしっかり飲み込んでくれたので生きて帰してあげれなくなバケツの中にいれた。20cm程度では引きを楽しむことはできなかった。その後は再びあたりがまったく無くなった。
お握りを食べようと、息子と車に戻りバケツを見てビックリ。死に掛けのセイゴがいなくなっているではないか。最後の力を振り絞ってジャンプして逃げたかと思い、ライトを照らして回りをみたが見当たらない。そう言えば、さっき袋を持った変なオジサンがウロウロしていたが、きっとあのオジサンが持って行ったに違いない。きっと今晩のおかずに持って行ったのだろうが、人助けをしたと思って諦めるしかない。
そのうち息子が「リールに糸を絡ませた」といってきたので、それを直す間、私の竿を息子に託し、テトラ際を狙うように言って修理していた。修理が終わって息子を見るとなんかの魚をかけていた。ライトで照らすと大きめのハゼだった。息子曰く、「久しぶりに手応えのある魚を釣り上げ嬉しい〜」とのことである。
ハゼの刺身は絶品とY家から聞いていたので、息子は「一匹だけだからリリースしようよ」といったが、私はこれなら刺身にできるだろうと思い持って帰ることにした。また持って行かれないようにバケツをタオルで隠し椅子の下に置いておいた。
その後もまったくアタリもないので18:00に納竿とした。
家に帰って、唯一のハゼ君を刺身にしようと、水道で洗おうとしたらピチピチと動くではないか。釣り上げてから1時間半もたつのに元気元気。活きている魚をさばくのは心苦しかったが、目をつぶてさばくことに。でも、動いてなかなかさばけない。ふとエラに指を入れてみたら動きが止まりようやくさばけた。三枚におろし皮を剥いで刺身にしたがほんのちょっぴり。
わさび醤油で食べたが、これが本当に絶品。ひらめ以上に美味しかった。刺身嫌いの息子も美味しいと言って食べていた。魚屋ではハゼの刺身など売っていないが、今日は釣りをする人の特権を味わった気分であった。

  写真1